日本アルプス登山

初挑戦がいっぱい!の夏登山記録。日々の背伸びとたまに無茶。

みなさんこんにちは、たまゆりです!

夏の終わりはあっという間に過ぎ去り、寒さを肌に感じるようになってきましたね。

秋の長雨いかがお過ごしですか。

相変わらずの久しぶり更新ですが

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この夏は、わたくし、山にばかり登っていたので、そのご報告をしようと思いブログをしたためます。

本当はどの山旅もすっごく濃ゆ~~~かったので、いっこずつ書きたいくらいですが、ひとまず今はかいつまんで!

1. 嵐の涸沢カールで、はじめての山テント泊。

 たしか、以前に「2017年の目標は、買ったばかりのテントで泊まる登山をすること!!」というのを掲げていたと思うのですが。

叶いましたっ!!!イェーイ!!

8月末。名古屋から上高地までバスに乗って、はじめてパッキングしたテント装備を抱えて、ひとりで。

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(私のリサーチによると)登山を愛する方たちのあいだでは「テント泊の聖地」ともいえる涸沢カールに行ってきたんです!!!

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今回歩いた上高地~涸沢までのルートには、途中1時間に1箇所くらいのペースでキャンプができるテント場があります。

なので、万が一荷物が重すぎて挫折してもどこでもリタイアできるというのもここを選んだ理由の一つでした。

万が一と言わず、5割くらい(笑)涸沢まではたどり着けず、手前でリタイアするんじゃないかと踏んで行ったのですが、なんとかたどり着くことができました。

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で。肝心のテント泊デビューはというとお天気はあいにくの曇りのち雨&。楽しみにしていたテント場の夜景や、星空どころではありませんでした。

夜中、テントごと風で吹き飛ばされやしないかと不安で、体を大の字ならぬXの字にしてテントの四隅を手足で抑えながら寝るという、なかなか洗礼的な体験をすることができました。

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でも、意外と眠れたし、山小屋名物のおでんはとてもおいしかったし、山仲間との出会いもあり、1人だったけれどめっちゃ楽しかったです。

そして下山後ほっとしてからは「やれちゃったよ夢叶っちゃったよ!!!」という達成感でいっぱいでした。

2. 涸沢リベンジ!絵と間違うくらいの美しすぎる紅葉。

そう、行ってきました。リベンジに。

前回のテント泊涸沢チャレンジから約1ヶ月後です。

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その時知り合った方と仲良くなって、一緒にもう一度テント泊で挑戦してみることになりました。

ドキドキしてなんどもチェックしていたお天気は晴れ!!!

涸沢カールは日本で一番美しいとも言われる紅葉の名所。この9月下旬にちょうど見頃を迎えており、すんばらしい景色をみることができました。

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写真を見るとまず「え、これ絵?」と言われることが多いのです。

たしかに、実際目の前にこの景色があってなお「え、これ絵?」と疑いたくなるような、夢のような景色でした。

突き抜けるように澄んだ青空と、極彩色の錦みたいな山肌。

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そこに、黄金色のビールの輝きがこれまたよく似合うのです!本当にもったないほどおいしい、贅沢な一杯をいただきました。

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楽しみにしていた星空はこぼれるような満天で、いつまで眺めても飽きない美しさでした。

3. 体力限界突破の北穂高岳。

か~ら~の~~!!!

私はこの山行をこう名付けたい、地獄の北穂ピストンと。

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実は前項の涸沢リベンジ、私より上級の登山レベルをお持ちの方とご一緒させてもらっていたので「テント泊した翌日は、涸沢からもうちょっと上の北穂高岳へアタックしてみよう」ってことになっていたのです。

そのうれしい提案に、わーキツそうだけど楽しそう!とよく考えもせず二つ返事でOKしてしまっていたのですが甘かった!甘かったんです!!

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涸沢から上は、岩場の急な斜面を、時に鎖やはしご伝いに登る、私にとってはかなりレベルの高いコース。

そのうえ、前日テントを背負って7時間ほど歩いて疲れも溜まっています。

さらには帰りのバスの時間があるため、下りは北穂高岳の山頂からスタート地点だった上高地まで一気に戻らなければなりません。

つまり行きに2日かけて登ったところを、疲れた体+重い荷物で1日で慌てて下らなければならなかったのです。

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愚かなことに、コースを考えてくれる相棒の方に完っっ全に頼りっきり甘えっきりだった私は、山は自己責任という言葉を忘れていました。

そのハードな行程に自分の体力で耐えられるのかを、まったく計算に入れなかったのです。

4時から夕方までほとんど14時間くらいぶっ通して歩き続けて、本当に命からがら、ギリギリの終バスになんとか乗り込む頃には、もう声も出ないほどの疲労でした。

無事に帰ってこられたものの、これだけ自分の力量を超えている行程で、いつ疲労による遭難や滑落がおきてもおかしくなかったと思います。本当に反省しました。

ただ、この経験で学んだことも多くありました。それはこの記事の結論にもつながるので、また後述しますね。

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それから、半泣きになりながらたどり着いた北穂高岳のテラスで飲んだコーヒーは、今まで飲んだどんなコーヒーよりもおいしかったです。

4. 3度目の正直、初登頂。いとしの白山弾丸車中前泊日帰り

さて、この1回目の涸沢とリベンジ涸沢の間に、行っていたお山がもうひとつ。

それは、初の本格登山をここで始めて以来、もはや毎年恒例と化している大好きな白山!!

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何度か登らせてもらっている山ですが、今回は今までとは違い、日帰りで挑戦をしました。

今までは、頂上付近にある山小屋に泊まって翌日下山するというコースでした。

だけどそれだと、お休みが2日ないと行けないので、なかなか行くまでのハードルが高かったのです。

けれど、涸沢で知り合った登山仲間が、埼玉県民なのに仕事終わりに車を飛ばして日帰りで白山に登ったよ!というのを聞いて「そうか、そんな手もあったのか!?」と私の中の不可能のカベが崩れていきました。

 

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「大好きな白山に、もう少し気軽に登りに行けるようになれたら…」

そんな思いがあったので、これは挑戦してみるしかない、ということで、仕事が終わってから、岐阜県側の平瀬道登山口へ車で向かい、駐車場で車中泊後、早朝に出発しました。

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いつもと違うルート、いつもより早い時間帯で足を踏み入れる白山は、また新しい魅力的な面をたーーーっくさん見せてくれて…

ますます、白山という山のことが大好きになってしまいました。

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そして、たいへんに恵まれたお天気の中、今まで2回挑戦してなんと一度も果たせていなかった登頂を、成し遂げることができました。

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夏の白山は、お花がいっぱいで本当に美しかったです。

去年までは、日帰りで白山なんて考えもしていなかったけれど、挑戦してみて本当によかった。

来年の目標は、白山でテント泊をすることに決定です!

ちなみに!来月11月25日に「長良川おんぱく」というイベントの一環で、白山のこんなツアーが企画されています。

このブログで白山白山とうるさく(?)言っているので、もしも白山の魅力に興味があるなぁ、登山はしないけど白山がどんな山か気になる、という方がいらっしゃいましたら、ぜひご参加くださいませ。

私も申し込み完了しました!

いかがだったでしょうか

さて、こんな感じで私がこの夏に登った主な山行をご紹介してみましたが、いかがだったでしょう。

他にも朝焼けが美しかった木曽駒ヶ岳でのテント泊や

霧と風と青空のダイナミズムがとても印象的だった唐松岳にも挑戦しましたが、あまりにも長くなるので割愛します(笑)

今年は、今までやってみたかったけれど、自信がなかったりハナから不可能だと思い込んでいたことに挑戦がたくさんできました。

本当に何度も書いているけれど、今のこの私を数年前の自分が見たらビックリすると思います。

スペイン・サンティアゴ巡礼の旅や、登山を通して、本当に多くのかけがえないことを学んでいるなぁと改めて感じました。

日々ちょっとの背伸び、たまには無茶もしてみる

その中でも、今年山に登る中でよく考えていたこと、それは「人生を歩いて行く上で、日々の”ちょっとの背伸び”ってすごく大切なのかもしれない」ってこと。

こんなこと自分にできるのかなぁ、ちょっと力不足なんじゃないかな?そう思うことでも、飛び込んで挑戦してみる。

それが成功するにしろ、途中でリタイアしてしまったにしろ、やってみたことによって意外な自分の根気やいい部分、知らない間に成長できていた部分を実感できます。

そして、失敗したなら、同時に今の自分に具体的に何が足りないのかもよくわかる。そこからまた考えてみたらいい。

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こうして書いてみるとあたりまえのことなのかも知れないですが、私はつくづく登山によって「失敗してもいいから挑戦してみること」を学んでいるなぁと思います。

そしてもうひとつ「たまには無茶も必要」ってこと。

これは先ほど書いた北穂高岳の一件や、サンティアゴ巡礼道を歩こうとしたこともそうです。

前者は無茶だと気がつかずに挑んで痛い目を見てしまったパターンで、後者は無茶だとわかっていたからなんとか叶えるために色々準備をしたパターン。

どちらも大無茶でしたが、私にかけがえのない大きな学びを与えてくれました。

自分が今確実に、余裕で達成できるだろうなと思うことだけをやりつづけることもできるけれど、それだときっと見える景色は変わらないままで。

それではきっとつまらないから、もっと違う景色を見つけていくためには、日々ちょっとずつの背伸び、そしてたまには大無茶も、人生には必要なのかも知れません。

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そんなことを、これから先も大切にしながら生きていけたならいいなぁと思いました。

結論、やっぱり登山は最高だーーー!!!

以上、長くなってしまいましたが、要するに言いたいのは「登山はやっぱり最高だ〜!」ということです。(?)

これからも長く続けていけたらいいな、そして新しいことを学んでいけたらいいなと思います。

テント泊装備を背負うことや、設営などにも少し慣れて、前から行きたいと言っている「テントを持ってサンティアゴ巡礼北の道」とか「テントを持って北欧旅」とか、なんだか実現へ少しだけ近づけた気がします。

というわけで。

長くなりましたが、夏登山のご報告でした。

ここまでお読みくださった皆さま、ありがとうございます。

それでは、また!たまゆりでした〜〜!

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