たまゆりサンティアゴ巡礼ブログ!in 2019

たまゆりサンティアゴ巡礼ブログ!to北の道

2019年5月、スペイン・サンティアゴ巡礼北の道800kmをテントを持って歩きます!運動音痴が魅力にハマり、抜け出せなくなった歩きの旅。準備の様子やカミーノへの愛、旅しながら生きる未来へ向けての一歩一歩を記します。


見たい景色を見て、出会いたい人に出会う。私は私の行きたい世界を選んで生きていく。

みなさまこんばんは、登山の筋肉痛で階段が降りられないたまゆり(@tamaoyurika)です!

 

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さて、今日は昨日の続き。

初めての、冬の単独伊吹山登山で出会った、素敵な女性のことについて。

 

 

昨日書いた、伊吹山登山についての詳しい記事はこちら。

 

 

直接つながっていないとしても、心がやりたいと思った方へ向かっていけば、おのずと出会える人に出会えるようになっていく。

 

そんな魔法を体感したような、すてきな経験でした。

 

 

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伊吹山の登山口を出発してから1時間半。

 

ひどい泥だらけのぬかるみの道をどうにかこうにかくぐり抜けて、ようやく見えてきた白い雪の世界。

 

 

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天気はものすごい快晴で、ぜんぜん風もなくて、めちゃくちゃ暑くて。

木陰で休憩して水を飲んで涼みながら、靴にアイゼンをとり付けて、ピッケルをのカバーを外して。

 

 

私がちょうど出発しようとした時にその人はやってきた。

 

 

 

 

その時は遠目だったから、軽く会釈を交わしただけだったんだけど

すごく素敵な笑顔の人だ!と思った。

 

 

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そのあと、雪の斜面を汗をぬぐいながら歩いていくと、「こんにちはー!」と途中で彼女に追い越されて。

 

 

私の方がずっと早くスタートしてるはずなんだけど、3合目であっという間に追いついて、その後すぐに追い越されて。彼女はすごく速い。

息も全然あがっていないし表情もすごく落ち着いてる。

 

 

急いでるとか、そういうのとはむしろまったく真逆。

 

どこまでも一定の落ち着いたペースで、一歩一歩大事に確実につみかさねて登って行く、そんな感じ。

 

 

絶対、ただものじゃない、この人っ!

そう思った。笑

 

 

 

 

なにより、挨拶を交わした時の笑顔が!!

なんていうんだろう、心から生きるのを楽しんでる人の顔。

 

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カミーノで出会ったシスターたちやアルベルゲのオスピタレロさんみたいに、底にでっかい愛があるなーって感じさせる、大好きな笑い方をする人。

 

スペイン巡礼で出会った、愛に満ち溢れたひとたちのことについて書いてある日記はこちら。

 

 

 

私を追い越してすいすい上に登って行った彼女に、10分ほど遅れて、やっと6合目の小屋の前で追いついた。

 

 

休憩しようと近くに腰掛けると、すごく気さくに声をかけてくれた。

 

「今日、すっごく天気がいいですねー!」

お互いパンをかじりつつそんな会話から始まって、私が実はこの山がはじめてで、とか、いつから山に登ってるんですか、とか、そんな話をした。

 

 

 

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彼女の名前は、のぞみさんという。

 

のぞみさんの話を聞いていって、すごくびっくりした。

 

 

 

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のぞみさんは、これまで4年半、長野の山小屋で働いていたのだそう。

その間、山小屋の仕事がオフの時には、ずっと海外を旅してたんだって。

ネパールに長く滞在して、登山したり、トレッキングしたり、ボランティアをしたり。

そしてまた、春がきたら小屋で働いて、また旅に出てそんな生き方を何年も続けていたのだそう。

 

 

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そこまで聞いて、あまりにも、今私がこれから飛び込んで行こうとしていることに似ていたから、もう、すっごく、はちゃめちゃに嬉しくなってしまって。

 

もう、頂上に行けなくても、今日この方と話せただけでここにきた意味が十分すぎるって思うくらい。笑

 

 

初対面だというのに、のぞみさんをめちゃくちゃ質問攻めにしてしまった。笑

 

 

私もこれから、山小屋で働いて旅に出ようと思っているのです。

 

 

そしてさらに話を聞いていると、のぞみさんはこの6合目でもう引き返すと。

 

えっ、せっかくここまできて、時間もまだあるのに。どうしてですか?って尋ねたら、

「仕事があるから。」って。

 

 

どんなお仕事かと尋ねてみたら、今は、山小屋のお仕事をやめて、地元で自営業でパン屋さんをはじめたのだとのこと。

 

周りからの「そろそろ下界に戻ってきて」という声に応える形で、自営業という道を選んだのだそう。

 

 

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6合目で下山してしまうことを

「せっかくここまできたのに、もったいないです」

と私が言うと

 

「ううん、今日は青空の下で雪の道をこうして歩けただけで十分にすぎるくらい楽しかったから!」

そう答えてくれた。

 

 

のぞみさんが語ってくれるその瞳にはひとつも濁りがなくて、話している間ずっと、白く照り返す雪よりもまぶしい笑顔だったのがすごくすごく印象的で。

 

 

 

 

山小屋でのお仕事のこと、ネパールの旅のこと、足を地に落ち着けてパン屋さんをはじめたこと、こうして今日伊吹山へ来て雪道を歩いたこと、仕事のために引き返すこと。

 

そのすべての自分の選択を、のぞみさんは心から好きなんだろうって思った。

 

 

 

その笑顔を見た時、私もそうなりたい、と心から思いました。

 

 

 

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そのあと、のぞみさんが麦や野菜から手作りして焼いたのだというパンをひとつ頂いて(帰ってから、家族と分けて食べた。心にも体にも、すっごーく栄養のある味がした!)

のぞみさんは下山、私は山頂を目指して別れた。

 

 

 

何度も諦めそうになりながらも、そんな素敵な出会いにでっかい力をもらい、私は無事頂上までたどり着くことができたのでした。

 

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たまたまその日を選んでいなかったら、少しでも歩くペースや、時間がずれていたら出会えなかったかもしれない人。

 

でも、これは絶対偶然じゃない!と思うくらい、この出会いは本当に私にとって意味のある出来事だったと思います。

 

 

 

 

のぞみさんという人の生き方を、知ることができた。

 

そのことで、私がなりたいもの、目指すかたちを、すごくハッキリと見せてもらった気がした。

ロールモデルっていうのかなぁ。

 

 

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「そうか、私が今選んで進もうとしているこの道を歩いて行ったら、

もしかして私ものぞみさんみたいな確かで強い足取りや、

愛に満ちた笑顔をこの身に宿すことができるかもしれない。」

 

 

そう思ったらすごく嬉しくて。

 

 

 

 

この道でいいんだ!大好きなこと、続けていていいんだ!

 

まだまだきっと道は遠いし、きっと今じゃ想像できないような険しさもあるのだろうけど、それでもこの先も自分が大好きなことを、自分自身の心を信じて、たくさんたくさん続けて行こうって思いました。

 

 

 

 

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うまくいえないけど、世界には、自分ではとても受け止めきれないものすごく悲しい出来事や、怒れてくる出来事や、恨みや、憎しみや、その連鎖、そういうのがたくさんたくさんある。

 

 

 

でも今の私は、自分が受け止められないものは、もう気にしないことにした。

 

 

受け止められない大きな問題のことを考えるより、等身大で目の前のことを、自分自身のことを全力で悩んで戦いたい。

それを重ねた先でいつかもっと、大きなものとも向き合えるようになるかもしれないし(それはわからないけど)。

 

 

 

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私は、私の生きたい世界を選んで生きていく。

 

見たい景色を自分の足で見に行って、出会いたい人に自分の足で出会っていく。

 

 

 

 

見たかった景色のその先に、まだ知らないすばらしいものがあると信じて。

今日も山に登ったり、こうして発信したり、誰かと出会っていく。

 

 

 

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そんな毎日を、たとえ少しずつでも積み重ねる人生であればいいなあと思います。

 

 

 

 

 

ああーーー本当にたのしかったなあああああ!!!

伊吹山の神様(?)、なんかあらゆる山の神様(?)、すてきな巡り合わせをありがとう。

 

 

どんどん楽しくなって行くぞ、これから。

楽しくしていくぞー!!!

 

 

 

 

そんなふうに思えた伊吹山登山でした。

 

 

 

 

それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。

たまゆりでした~~~!!!チャオ!

 

 

 

 

 

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